<p align="right"><span class="small-text">公開日: 2023-9-28<br>更新日: 2025-10-7 </span></p> # 『なぜ世界は存在しないのか』雑感 マルクス・ガブリエル読んで考えたが、一元論ってかなり強迫的な認知の世界だとは思う。 また二元論は白黒思考でもある。 これはあまりに通俗的というか、俗っぽい見解に見えるかもしれないが(実際にそうではある)、人は自分の認知を使って対象と関係を取り結ぶので重大である。 多元論の立場はかなり高度な概念で、これを感覚的に理解していくには自分の場合は34年かかった。 しかしライプニッツはよーわからん。自分の多元論の基礎イメージは、やはりウィリアム・ジェイムズがベースにある。 ということは、この多元論は可謬主義と密接に結びついた多元論なのである。 そこにプラグマティズムを結びつけるかどうかはさておき、自分にとってマルクス・ガブリエルの多元論との接点はその点にある。 ここはもう少し彼の立場を理解した上で言語化しなくてはならない気がしている。