<p align="right"><span class="small-text">公開日: 2026-1-19<br>更新日: 2026-1-20 </span></p> # 宗教理解への入門書紹介 世界の大きな宗教への入門書を整理している。 ここで紹介するテキストは「護教・宣教目的ではないもの」という視点で選んでいる。良いテキストが見つかり次第、更新中。 --- ### キリスト教 [『イエスという男 第二版[増補改訂版]』](https://sakuhinsha.com/philosophy/6819.html) 田川建三 まずはこちらで歴史の中のイエス像をつかむと、それ以後の教会の営みが批判的視点から読み取れるので良いだろう。 [『キリスト教思想への招待』](https://www.keisoshobo.co.jp/book/b26933.html) 田川建三 『イエスという男』はキリスト教全体にたいして鋭い批判を叩きつけるテキストであるが、こちらは歴史の中でのキリスト教の良き遺産に着目している。両面を見る必要がある。 [『プロテスタンティズム』](https://www.amazon.co.jp/dp/4121024230) 深井智朗 著者の研究不正行為により読売・吉野作造受賞が取り消されたテキスト。研究不正は許される行為ではないが、この新書が良い入門書であることは変わらない。 [『第二バチカン公会議 現代世界憲章 』](https://www.cbcj.catholic.jp/publish/gendai/) カトリック中央協議会 現代カトリックは1960年代に開催された最新の公会議「第二バチカン公会議」で、それまでの教皇絶対主義的な教会観を刷新した。 現代のカトリックを見るには「現代世界憲章」は読んでおく必要がある。 [『キリスト教でたどるアメリカ史』](https://www.kadokawa.co.jp/product/321810000913) 森本あんり アメリカで発達した「キリスト教」は「アメリカのプロテスタンティズム」である。そんな現代アメリカの宗教への入門書。 [『アメリカ黒人とキリスト教』](http://www.perikansha.co.jp/Search.cgi?mode=SHOW&code=1000001693&word=%E7%A5%9E%E7%94%B0%E5%A4%96%E8%AA%9E%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E5%87%BA%E7%89%88%E5%B1%80) 黒崎真 ゴスペル、ブルーズ、公民権運動、解放の神学などを力強く生み出したアメリカ黒人のキリスト教を学ぶには、まずはこれを。 [『証し』](https://www.kadokawa.co.jp/product/321610000779/) 最相葉月 日本の現場のキリスト者のインタビュー。ノンフィクションライターの著者によって、様々な人が「どのようにしてキリスト教信仰を持つに至ったか」という証しが記録されている。 --- ### イスラーム教 [『イスラーム入門』](https://shinsho.shueisha.co.jp/kikan/0869-c/) 中田考 まずこの一冊でイスラーム教の概略をおさえる。ムハンマドとは、啓典の民とは、等々。 [『クルアーンを読む』](https://amzn.asia/d/1sbxIVI) 中田考・橋爪大三郎 対談形式なので読みやすいが、内容は濃い。キリスト教徒の比較でイスラーム教が浮かび上がり、現代までの歴史を語ることで現代の中東周辺で何が起っているのかを知ることができる。 [『イスラーム思想を読みとく』](https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480069894/) 松山洋平 とかくIS関係になるとメディアも不正確な情報を流すが、そういった誤まりを修正してくれる優れたイスラム思想・神学入門。 [『クルアーン入門』](https://sakuhinsha.com/philosophy/26993.html) 松山洋平編 聖書以上に馴染のない啓示「クルアーン」。それをいかに理解するかの足がかりになる入門書。 [『シーア派』](https://sakuhinsha.com/philosophy/29833.html) 平野貴大 イラン革命と現在のイラン情勢を読み解くには、シーア派の理解が不可欠。イスラーム教=スンナ派、という理解では捉えられないものが多い。 --- ### ユダヤ教 Coming soon... --- ### 仏教 [『ブッダという男』](https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480075949/) 清水俊史 まずは初期仏教の基本理論を抑える。これに代わる入門テキストはない。参考図書紹介も充実している。 [『お布施のからくり』](https://www.gentosha.co.jp/book/detail/9784344987715/) 清水俊史 「お布施」を通じて日本仏教を論じる『ブッタという男』清水先生の新刊。日本仏教入門に適している。 [『わかる仏教史』](https://www.kadokawa.co.jp/product/321606000166/) 宮元啓一 仏教史全体をハンディに抑えるにはこちらを。定評ある仏教史解説書。 [『ごまかさない仏教』](https://www.shinchosha.co.jp/book/603818/) 佐々木閑・宮崎哲弥 こちらは対談形式で、仏教を問いなおす良書。 [『仏教史研究ハンドブック』](https://pub.hozokan.co.jp/book/b522425.html) 佛教史学会 佛教史学会がまとめた仏教史ハンドブック。寺社仏閣などをめぐる予習にもなるだろう。 --- ### ヒンドゥー教 Coming soon... --- ### 道教 Coming soon... --- ### 儒教 Coming soon... --- ### 神道 Coming soon... --- ### 修験道 [『日本人と山の宗教』](https://www.kodansha.co.jp/book/products/0000324299) 菊地大樹 五来重らによる修験道研究を批判し、仏教や修験の影響関係で「山の宗教」が発達していったことを立証する最新研究。